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ポスリーン・ウォー2 地球戦線2 [SF]

ポスリーン・ウォー2 地球戦線2
著者 ジョン・リンゴー ハヤカワ文庫SF

地球戦線〈2〉―ポスリーン・ウォー〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)

地球戦線〈2〉―ポスリーン・ウォー〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: ジョン リンゴー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/11
  • メディア: 新書


というわけで、期待のミリタリーSFの3巻目です。

舞台は地球。とうとうポスリーン軍が降下してきます。

秀逸は今回の表紙絵!ポスリーンの姿が凶悪。これは狩猟種族だわ。

ポスリーン軍がくる前の日常と非日常の交錯する世界を、各キャラクター
達の目線で話が続く前半部。

そして、ついに宇宙艦隊がポスリーン軍を探知!

だが、早すぎた到来は、宇宙艦隊の建造には間にあわず。

新キャラクター、日本人の元航空自衛隊の戦闘機ドライバータカギ大尉が
結構いい感じ。最初の遊撃をF2000スペース・ファルコンで行います。
だが多勢に無勢。なんとか生き残ったタカギ大尉は、月面裏の基地にもど
っていきます。

その目には、太平洋と故郷の列島に向かうポスリーン軍。

そして、コンピューターが降下地点を絞り込みます。段々狭くなる降下予
想の楕円。

テレビのアナウンサーが実況をしています。

「楕円は現在、急速に小さくなっています」

「可能性が高いのは主に、西アフリカ、インドまたはバングラディシュ、
中国北部沿岸、アメリカ東部、ウズベキスタン周辺」

「現在ワシントンDCを中心とした地区が…」

「バージニア州リッチモンド…」

「首都に…」

「着陸地点は、バージニア州フレデリックスバーグです」

予想より早すぎた到来。

そして、アメリカ軍にも、初めての強敵の巣を相手するポスリーン軍にも
厳しい戦いが始まります。

激戦の3巻目に。


アマゾンさんから到着

神のみぞ知るセカイ キャラクターCD/高原歩美 starring 竹達彩奈

神のみぞ知るセカイ キャラクターCD/高原歩美 starring 竹達彩奈

  • アーティスト: 高原歩美 starring 竹達彩奈,YUMIKO,漆野淳哉,渡辺拓也
  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • 発売日: 2010/11/17
  • メディア: CD


神のみキャラクターCD。高原歩美。すみません、大好きです。
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ポスリーン・ウォー2 地球戦線1 [SF]

ポスリーン・ウォー2 地球戦線1
著者 ジョン・リンゴー

地球戦線〈1〉―ポスリーン・ウォー〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)

地球戦線〈1〉―ポスリーン・ウォー〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: ジョン リンゴー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/10
  • メディア: 新書


というわけで、期待のミリタリーSFの2巻目です。

今回の舞台は、地球。この地球戦線は、毎月刊行で4分冊で発刊されます。

あの戦いから2年後。地球にポスリーン軍が襲来するまでもうすぐという
時期から始まります。

銀河テクを使っても、迎え撃つ宇宙艦隊の建造は間に合わず、第一波は地
球上で遊撃するしかありません。

その為の準備が各所で進められています。

ディエス4の戦いで生還したオニール大尉は、中隊長としてコンバットス
ーツ部隊を鍛え上げます。

また、沼の惑星バーフォン5から帰還したモソビッチ達特殊部隊は、市民
に生き残るための方法を教えて、市民軍に仕立て上げています。

また、テイラーは、統合軍最高司令官に。ホナーは大陸司令官に大将とし
て着任。アメリカ沿岸での作戦準備を、進めます。

地球に舞台を移して、この巻では戦闘前の静けさということでしょうか。

銀河の<連邦>側もなにかきな臭いし、地球側もいろいろ銀河側に工作を
始めているようで、味方側の裏での戦いも見れそうです。

しかし、日本にも大隊が配置ですか。金の力のようですね(苦笑)第二次
世界大戦の教訓での山岳地帯を使った大規模シェルターの建設とか。他の
国ではできなかった地下都市を作ってしまうのも、日本人ならではみたい
ですね。

次巻。予想外に早く地球に降下するポスリーン軍。そして、それを迎え撃
つ地球軍の戦いが開始されます。
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ポスリーン・ウォー1大戦前夜 [SF]

ポスリーン・ウォー1 大戦前夜
著者 ジョン・リンゴー

大戦前夜〈下〉―ポスリーン・ウォー〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)

大戦前夜〈下〉―ポスリーン・ウォー〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: ジョン リンゴー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/07/30
  • メディア: 新書


このごろ多くなってきたミリタリーSFです。

いろいろあるなかで、この小説の設定は秀逸でした。

21世紀初等。銀河を支配している「穏健種族」で構成する<連邦>が、
接触してきた。銀河の地球が所属する星域に、極悪非道な異星種族の軍団
が侵攻しているというのだ。

<連邦>を構成する種族は、穏健な種族ばかり。なにしろ、一番戦闘でき
る種族でも、銃を1度撃っただけで、しばらくは立ち直れなくなるほどの
戦闘などに縁のない種族達。

戦闘に長けた種族は短命で、宇宙に出てもすぐに自滅してしまうので、連
邦を構成するまでに至らない。

そこで目をつけたのが、その星域で監視していた種族で一番戦闘できる地
球人。技術や情報を提供する代わりに、戦えという。

主人公は複数で、オムニバスで進んでいきますが、ほとんどは軍人目線で
進んでいきます。階級の違いで、結構見える範囲が違うので最初は、別々
の物語かと思えます。

特に、中心はやはりアメリカ軍ですが、各国の軍も出てきますのでああ、
こんなん感じになるなとニヤリとする場面も多いです。各国軍の確執とか。
ちゃんと日本軍もいますよ。話にちょっと出てくるだけですが(苦笑)

見どころは、やはり後半の異星の街での戦闘。超強化戦闘服コッバットス
ーツ部隊の活躍でしょう。

初めて、強い敵(餌)と出会った、ポスリーン人の動揺も見物です。

次巻も期待。早くでてくれー。
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天冥の標3 [SF]

天冥の標3 アウレーリア一統
著者 小川一水 ハヤカワ文庫

天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)

天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)

  • 作者: 小川 一水
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/07/10
  • メディア: 文庫


小川一水先生の天冥の標の3巻です。

今回は、二十三世紀のお話。

<酸素いらず>(アンチオックス)のアウレーリア一統の成長のお話です。

そして、不遇の<救世群>(プラクテイス)と<医師団>(リエゾン・ド
クター)そして、ダダー。フィオドール。

物語は人類が小惑星帯まで生活圏を広げ、地球が衰退した時代。木星に謎
の遺跡が見つかった。それを調査していた調査班は。

あの病気のきっかけになった六本足のサルもちょっと出てきます。

<酸素いらず>の戦闘方法が独自で良いですね。海賊との死闘が凄く手に
汗握りました。

宇宙戦闘の一瞬さと、待ち時間。そして、白兵戦。

次巻は、<恋人たち>(ラバーズ)の誕生物語か?初春も期待!
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ジェイムズ・P・ホーガン逝去 [SF]

7月12日。SF界の巨匠ジェイムズ・P・ホーガン氏が逝去されました。

まだ69才という若さ。まだまだ氏の新作を読みたかったです。

「星を継ぐもの」(ジャイアンツスターシリーズ)や、最近では「揺籃の
星」など次々と発表する重厚なハードSFの旗手でした。

ホーガン氏の著書中では古いものですが、「未来からのホットライン」が
大好きです。前にも書いたことがありますが、あの読後の何とも言えない
すがすがしい感じが大好きなのです。

今は亡きファンロードのシュミ特に、氏のネタで載ったこともありました。
あの頃は投稿職人でした。


逝去のニュースを見て、うそだろといろんなサイトを検索して。


東京創元社のお知らせにたどり着いて。


現実を目の当たりにいたしました。


安らかにお眠りください。

未来からのホットライン (創元SF文庫)

未来からのホットライン (創元SF文庫)

  • 作者: ジェイムズ・P・ホーガン
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1983/01
  • メディア: 文庫


タグ:SF
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天冥の標2 [SF]

天冥の標2 救世軍
著者 小川一水 ハヤカワ文庫

天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 小川 一水
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/03/05
  • メディア: 文庫


小川一水先生の天冥の標の2巻です。

前巻とうってかわって、この物語の発起点。近未来から始まります。

ていうか、前巻が「ちょ、おィ」でしたので、今回は安心して読めますね。

ここで、6つの勢力のうち2つができるようです。医師団(リエゾン・ド
クター)と救世群(プラクテイス)ですな。

こういう近未来のパンデミック物を書かせたら、右に出るものはいないと
言っても過言ではないでしょう。

でも、でも。やっぱり女主人公と男主人公は結ばれないんですね。ほんと
小川節だわ。

で感想。すげー面白かった。

ほんとに一気に読み切ったって感じ。ていうか、この話だけで続きが読み
たいぞ。本気で。

次の巻は、夏ですか。まちどおしー。
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煙突の上にハイヒール [SF]

煙突の上にハイヒール 光文社
著者:小川一水

小川一水先生の「小説宝石」に掲載された短編集です。

種別的には、「妙なる技の乙女たち」系統の近未来ガジェット物です。

1人用背負い式(!)ヘリコプターや、猫にも着けられる大きさの小型撮
影機(車載カメラの小型版)、人形介護ロボット、自律型人形ロボットそ
して、新型インフルエンザの猛威後の世界。

1つ1つの物語が人の視点で書かれていて、小川節全開です。

特に最後の話は、考えさせられました。というよりも胸が苦しくなりまし
た。本当こうなるかもしれない世界として。

見かけたら買って読んでください。お勧めです。

煙突の上にハイヒール

煙突の上にハイヒール

  • 作者: 小川 一水
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2009/08/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


ほんとうに小川先生の世界は多彩ですねぇ。
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アンブロークンアロー戦闘妖精雪風 [SF]

アンブロークンアロー戦闘妖精・雪風 早川書房
著者:神林長平

戦闘妖精雪風のシリーズ第3作目。神林先生のデビュー30周年記念作品
です。ハードカバー本です。SFマガジンに連載したものの加筆修正です。

敵は海賊の新作もでましたし、今年は新作ラッシュでうれしい限り。

今回は侵略者の異性体ジャムが予想外の攻撃を仕掛けてきます。そのため
にFAFは壊滅?内乱。特殊戦は孤軍奮闘します。そして、雪風と零は。

いやー、雪風ですね。これぞって感じ。

でもシリアスな場面でも、メイブちゃんが頭にちらちらと(爆笑)

ハードカバー本ですのでちょっと高いですが、たぶんすぐに文庫になるで
しょう。

アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風

アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風

  • 作者: 神林 長平
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2009/07
  • メディア: 単行本


読み切るのに半月かかってしまった。2ページ読むと眠くなる病が(苦笑)
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天冥の標1 [SF]

天冥の標1 メニー・メニー・シープ上下巻
著者 小川一水 ハヤカワ文庫

小川一水先生の長編書き下ろしの1巻目です。全10巻のシリーズ物のよ
うです。

1巻の最終行読んだ後「ちょ、おいィ!?」

たしかに叫びました。

こりゃ、ほんとに長丁場になりそうですね。

この巻だけでは、ほんとにわけわからない。たぶん巻が進んでいく上で、
世界が見えてくるんでしょうが。

「ちょ、おまっ」

感想はこれ以外にありません。

でも、凄い期待があるのは確かです。

ああ、未来の自分から先を知りたい!後々このブログエントリを読んでニ
ヤニヤしてるのかなぁ。

天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 小川 一水
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2009/09/30
  • メディア: 新書


どうでしょ>10巻読み終わった後の未来の自分。
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風の邦・星の渚 レーズスフェント興亡記 [SF]

風の邦・星の渚 レーズスフェント興亡記のレビューです。

風の邦・星の渚 レーズスフェント興亡記
角川春樹事務所(ハードカバー) 著:小川一水 装画:村田蓮爾

「導きの星」や「老ヴォールの惑星」、「時砂の王」の小川一水先生の初
ハードカバー作品です。

ハードカバーでも小川節全開で、非常に面白かったです。一気に読みきっ
てしまいました。

物語は、近世のドイツ諸侯時代(神聖ローマ帝国末期)の北辺にあるレー
ズスフェントという町にまつわる騎士の話ですが、これがまた小川節全開。
しょっぱなから宇宙を延々と旅する生命体と、あの人物との邂逅。自分の
上に訪れる人間を観察する「それ」。数千年の時を経て、それを守護とし
て、初めてそれの望んだ「町」を作る事を約束する騎士。もちろん中世近
世を背景に、盗賊、カトリックキリスト教や、異端、悪魔払い。封建制度。
そして、戦争(イギリスとフランスの百年戦争)と黒死病の影。

だんだん大きくなる町。それを狙う人々。騎士と家族と、「それ」を中心
として物語は進みます。

途中でまた小川先生の「ハッピーエンドになってくれない展開」か?と思
いましたが、ラストは思いがけず泣いてしまいました(喜哀楽の3つが入
り混じって)。

前作のポプラ社の「妙なる技の乙女たち」のような明るい感じのがんばる
乙女物もいいけど、やっぱ小川先生はコッチ系がいいかな。

次回作も大期待です。でも、そろそろまたスペオペ系お願いします。


風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記

風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記

  • 作者: 小川 一水
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 単行本


エルメントルーデ姫が、今回、一番の小川節の被害者かな。
なんでああいう運命を(泣)
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