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ポスリーン・ウォー2 地球戦線4 [SF]

ポスリーン・ウォー2 地球戦線4
著者 ジョン・リンゴー ハヤカワ文庫SF

地球戦線〈4〉―ポスリーン・ウォー〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)

地球戦線〈4〉―ポスリーン・ウォー〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: ジョン リンゴー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/01
  • メディア: 新書


怒濤のミリタリーSF5巻目です。

本巻にて、地球編の完結です。

ポスリーン軍の怒濤の進撃。アメリカ軍はその前に敗走を重ねます。

戦場はついに最終防衛ライン。そう。ワシントンDCの目の前ポトマック
川を挟んだ攻防に移ります。

無傷のアーリントン・メモリアル橋をめぐる戦い。

そして、ついに戦場はホワイトハウスの目の前。リフレクティングプール
ワシントン記念塔へ。

大統領は、コンバットスーツを着せられて、海兵隊に護衛され退避する途
中。難民キャンプにたちよるように指示。しかし、そこにもポスリーン軍
の着陸艇が。

オニール大尉は、自分のコンバットスーツをやっとの思いで受領すると、
反抗作戦を展開すべく指示を出し続ける。

さまざまな運命の主人公たちが、ワシントン記念塔に集まってくる。


そして、オニール大尉は悩んでいた。決断を迫られていた。

「ダンカン?」マイクは呼びかけた。
「準備完了です!配置の指示をお願いします」
「質問がある。曲は何がいいと思う?」と、マイク。
遠くの記念塔からの発射がはっきりと見える。みな、もうおしまいだと
思っているに違いない。
「はっ?」
「<ワルキューレの騎行>はどうだろう?」

「やっぱり、伝統を重んじるほうがいいか。残念だな。こんなときはワー
グナーがぴったりなんだがな」

砲弾を入れている兵士が動きを止めたので、ケレンは顔を上げ兵士をどな
りつけた。
聞き慣れた曲が聞こえてくる。
近づいてくる部隊の歌声が聞こえていると、ケレンは死ぬほど大笑いした。

基礎訓練の時から聞き慣れたということ以外、さっぱりわからない-だが
古参兵にはわかっているようだ。

アメリカ合衆国騎兵隊の歌<黄色いリボン>のリズムに合わせて第555
機動歩兵連隊第一大隊--通称「トリプル・ニッケル」--の兵士たちは
位置につき始めた。

(削除されていたので、差し替えしました)
この登場はほんとに「神」です。


死に物狂いでここまで撤退してきた主人公たち。そしてここを失ったらア
メリカという国は立ち直れなくなる。その切羽詰まった状態でのコンバッ
トスーツ部隊の登場。


もう痺れます。


だが、物語は続きます。

戦争。愛するものを失うのも戦争。

続編、大期待してます。
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