ポスリーン・ウォー２ 地球戦線３

ポスリーン・ウォー２ 地球戦線３
著者 ジョン・リンゴー ハヤカワ文庫SF

地球戦線〈3〉―ポスリーン・ウォー〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)

• 作者: ジョン リンゴー
• 出版社/メーカー: 早川書房
• 発売日: 2010/12
• メディア: 新書

怒濤のミリタリーＳＦ４巻目です。

各地に降下してくるポスリーン軍。地球側は、必死に反撃します。

この為に作られた銀河テク満載の要塞。だが、準備ができる前に降下され
た為未完成のままなすすべもなく発砲する度に反撃され、破壊されてしま
います。

発砲せずに温存したのは、アメリカと日本の要塞のみ。

大混乱する状況の中、個々での反撃。

しかし、数で押すポスリーン軍に、倒しても倒しても押し寄せてくる。撤
退を開始するアメリカ軍。戦力比は７４対１。圧倒的な数の差だ。

その中、銀河テク満載のネットにウイルスが。何者かの陰謀か？情報が故
意にねじまげられ、部隊がばらばらになったのだ。

情報がうまく届かない中、砲撃要請にも大混乱が。味方の上に降り注ぐ砲
弾。混乱の状況に拍車がかかります。


その中、多数の敵を目の前にした訓練小隊は、絶対絶命の危機の中にいた。

訓練小隊は、近隣の軍の命令系統に含まれていない。砲撃要請が近くの砲
兵隊にできないのだ。しかたなく、陸軍・海軍暗号解読装置の中にあった
周波数に合わせる。

無線に出た女性オペレーターの声は遠い。

「了解。あと５秒で着弾します」

頭を上げるとそこには、見たこともない巨大な砲弾が近づき大きくなって
くる。

砲弾の威力は、橋を爆破したときの衝撃に匹敵した。

「着弾を確認しましたか？」

着弾の衝撃で震える声で、応答する。

「７５メートル先。効力射。気をつけろ！どこの部隊なんだ」

「効力射を確認しました。こちらは合衆国戦艦＜ミズーリ＞九門の砲から
の挨拶に備えて、伏せてください」


そして、戦場にあのオニール大尉が到着する。コンバットスーツ部隊と合
流すべく。


次巻、やっとコンバットスーツ部隊の活躍が見れそうです。


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